会社亭

会社亭

会社亭

会社亭は、西鳩林里西胡亭村陶器文化センターの近くにある。1646年、朴省吾や曺行立、玄健などにより鳩林大同契の集会場所として建設された。その後、講学やいろんな邑から訪れた客の接待場所、祝の行事などの場所として使用された。

1919年4月に朴奎相の主導で独立万歳運動が行われた場所でもある。鳩林大同契は565年に創設され、現在も続いている湖南の代表的な洞契(町村公共事業のための頼母子)であり、会社亭はそのシンボルである。

これまで大同契資料は講修堂に保管されており、1609年から1747年までの東軒(村役場)の規約がしっかりと保存されている。この資料は、李氏朝鮮時代後期の湖南地方の村里社会の生活の様子を見せてくれる貴重な資料である。

現在の建物は、朝鮮戦争時の火災で全焼し沓石だけが残ったものを、1986年に復元したものである。正面が柱3つの間、横は柱2つの間の入母屋屋根の床型構造になっている。"会社亭を望む10景"建物の右側の1間には馬から降りてつないでおいた下馬石があり、会社亭の正面の目の前には村の風紀を乱し親不孝するなど村の規約を破る人を戒め鞭打ちする際に人を縛っておいた石が立っている。