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場岩亭

場岩亭

場岩亭

場岩亭は顯宗9年(1668年)、場岩の大同契に洞約の集まりの場として建てられた東屋である。村の儒学者が集まり鄕約を読みながら宴を行った郷飮酒礼や白日場(詩文競作)、還暦の祝などや、国家行事のある際には使用されていた場所だといわれている。

洞約とは李氏朝鮮時代に田舎村で村人がつくった規則で、良い事はお互いすすめあい、間違った事はお互い直しあい、困難はお互い助け合うことを目的としている。現在ある東屋は英祖36年(1760年)、正祖12年(1788年)、純祖19年(1819年)にそれぞれ修復され、高宗17年(1880年)に 全体的に補修工事が行われ、1976年に一部修理された。

東屋は正面が柱4つの間、横は柱3つの間からなり、柱は横から見ると八字の形をした入母屋屋根になっている。正面には床を張って解放された構造となり、裏側の中央には2つの部屋がつくられている。

場岩亭は建築的には大きく特徴はないが、洞約の集会場所として残されている建物が少なく、李氏朝鮮時代後期での湖南地方の村里生活史を反映する記録が保管されているため、歴史資料としての価値が大きい。

場岩亭案内