鋤作業の歌

鋤作業の歌
村が共同で干潟を干拓地にし、穀物がたくさん収穫できるようにするために堰を築く内容を歌った民謡「鋤作業の歌」は、西湖面聖才里、太白里、錦江里一帯に古くから伝わる民謡。先唱と追唱に分かれている。

由来

栄山江下流に浅い海があり、肥沃な干潟がたくさんあったことから、この地域の人々はずっと以前から、村の共同で栄山江周辺の干潟を干拓地にし、穀物がたくさん収穫できるようにするために堰を築く内容を歌った民謡が発達するようになった。特に霊岩鋤作業の歌は、西湖面聖才里、太白里、錦江里一帯に古くから伝わる民謡である。

この民謡は先唱と追唱に分かれており、先唱者の歌と力強い農楽の音に合わせて壮健な男性たちが堤防を作りながら歌う。堤防を築くために鋤で土を放り投げるときには遅く歌い、堤防が頑丈にできるように叩いて固める音を鳴らす。

最後の段階で川水の流れを断つ(韓国語で「絶江(チョルガン)」)ようになるが、そこから堤防が崩れないようにするために、牛か豚を埋めて絶江クッまたは祭祀を行い、速いテンポで歌いながら締めくくる。